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【2025年版】エッセイおすすめ本15選|笑える・泣ける・面白い名作集

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仕事や家事の合間に、気軽に心を癒したい。そんなときにぴったりなのが「エッセイ」です。
日常の一コマをユーモラスに描いたり、人生観を静かに語ったりと、エッセイには小説にはない“生の感情”が詰まっています。
本記事では、笑えるエッセイ・泣けるエッセイ・人生を考えるエッセイなど、ジャンル別に厳選したおすすめ本を紹介します。
読後に「この本に出会えてよかった」と感じられる一冊を、プロの視点で丁寧に解説します。

目次

笑えるエッセイおすすめ

向田邦子の「父の詫び状」

  • 昭和の家庭を描く名作エッセイ
  • 細やかな情景描写と鋭いユーモア
  • 女性目線の温かくも切ない語り口

家族との日常を題材に、昭和の人間模様をユーモラスに描いた向田邦子の代表作です。
笑いと哀しみが同居する文章の妙があり、短編ごとに味わい深い。
今読んでも古びない普遍性が魅力です。
読むたびに「家族とは何か」を問いかけられます。

父の頑固さ、母の優しさ、姉妹のやりとりが淡々と描かれながら、最後には心を打つ余韻が残る。

伊集院光『のはなし』

  • ラジオパーソナリティならではの軽妙な語り
  • 思わず吹き出す日常観察エッセイ
  • ファンでなくても楽しめる構成

芸人・伊集院光が、日常の「ちょっとした違和感」を切り取った人気シリーズ。
笑いの中に人間の哀愁があり、テンポよく読めます。
社会風刺もほどよく効いていて、思考の柔軟さが光ります。
読むたびに“笑いながら考える”時間を与えてくれる作品です。

くだらないのに深い、そんな日常の瞬間を鋭く切り取る観察力が魅力。

星新一『人民は弱し 官吏は強し』

  • ショートショートの名手が綴る社会風刺
  • 公務員時代の体験をもとにしたユーモラスな視点
  • 現代にも通じる“あるある”感

SF作家・星新一のエッセイですが、軽快な筆致と皮肉のセンスが光ります。
若き日のサラリーマン体験から生まれる“人間観察”が面白い。
古き良き時代の空気を感じつつ、今も笑って共感できる一冊です。

仕事とは何か、人間関係とは何かを考えさせられる、軽やかで鋭い一冊。


泣けるエッセイおすすめ

さくらももこ『もものかんづめ』

  • 日常の小さな幸せと切なさを描く
  • 優しい文体で心に染みる
  • 読後に“ほっと”する名エッセイ

『ちびまる子ちゃん』作者によるベストセラーエッセイ。
笑いながらも、ページの端々に「生きることの愛しさ」が滲みます。
身近な話題を軽やかに語りながら、気づけば胸が温かくなる構成。
繰り返し読みたくなる“人生の常備本”です。

くだらなくて笑えるのに、なぜか涙が出る。そんな不思議な感情を呼び起こす。

西加奈子『まにまに』

  • 生きづらさと優しさを描く作家の素顔
  • 率直な語り口で心に響く
  • 一文一文が深く共感を呼ぶ

小説家・西加奈子が、自身の内面と社会の関わりを綴った珠玉のエッセイ。
「人間とは不器用で、それでいて美しい存在だ」と伝えてくれます。
等身大の言葉で描かれる感情に、読者は自然と涙します。

誰もが抱える孤独をやさしく包み込むような語り口が心に残る。

辻仁成『父』

  • シングルファーザーとしての日常記録
  • 親子の絆と成長を描く
  • シンプルな言葉に深い愛が宿る

作家・辻仁成が、息子との生活をエッセイとして記録した感動作。
何気ない日常の中に“生きることの尊さ”がにじみ出ています。
派手さはないが、静かに胸に迫る一冊。

日々の小さな幸せを丁寧に綴り、読後は心があたたまる。


考えさせられるエッセイおすすめ

鷲田清一『「聴く」ことの力』

  • 哲学者が語る“共感”と“他者理解”
  • ビジネスにも通じるコミュニケーション論
  • 読後に人との向き合い方が変わる

「人の話を聞く」とは何かを哲学的に掘り下げた名作エッセイ。
抽象的なテーマながらも、語り口は柔らかく、実生活に応用できます。
心を開いて読むことで、自分自身の在り方にも気づかされる。

仕事・家庭・人間関係の悩みを抱える人にこそ読んでほしい一冊。

吉本ばなな『人生の旅をゆく』

  • 作家自身の経験に基づく人生論
  • 現代を生きるヒントが満載
  • 優しい語り口で心が落ち着く

日常の出来事を通して、人生の意味を問うエッセイ集。
死・再生・愛といった普遍的テーマを、軽やかに語ります。
どのページにも“生きる知恵”が散りばめられています。

「生きることは大変だけど、美しい」そんなメッセージが伝わる。

池上彰『伝える力』

  • 言葉の使い方を学べる実用エッセイ
  • ビジネスにも役立つ具体例多数
  • 読みやすく、すぐに実践できる

ニュース解説でおなじみの池上彰が、“伝える技術”を平易に語った一冊。
実体験に基づく構成で、ビジネス書としても高い完成度です。
読みながら「自分の話し方」を見直せる内容になっています。

知識よりも「伝える姿勢」が大切だと気づかせてくれる。


人生を変えるエッセイおすすめ

村上春樹『職業としての小説家』

  • 創作の裏側を語る“人生論的エッセイ”
  • 仕事・習慣・思考法に通じる内容
  • 自己探求の一冊としても人気

作家・村上春樹が、自身の仕事観を率直に語るエッセイ。
文章を通じて「プロフェッショナルとして生きるとは何か」が伝わります。
自己啓発書としても読まれる、知的刺激に満ちた内容です。

地味な努力と継続こそが創作の原点だと教えてくれる。

吉田修一『逃亡小説集』

  • 現代社会に生きる人間の葛藤を描く
  • 小説とエッセイの中間のような独自文体
  • 都会的で洗練された読後感

短編集のようでありながら、どの章も“生き方”を問いかける構成。
社会の中で迷いながら生きる人々の姿に、自分を重ねる読者も多いです。
現代人に響く「逃げることの肯定」がテーマ。

自分を責めすぎてしまう人へ、やさしく寄り添う言葉が満ちている。

岸見一郎『嫌われる勇気』

  • 世界的ベストセラーの哲学的エッセイ
  • 対話形式で読みやすい
  • 心理学と人生論を融合

アドラー心理学をもとに「他者の評価にとらわれない生き方」を説く。
哲学書ながら、平易な文体で誰にでも理解しやすい内容です。
読後は“生き方の軸”がすっと定まるような感覚があります。

自分を変えたいと思った瞬間から、人生は動き出す――そんな勇気をもらえる。


まとめ|自分に合った「エッセイ」を選ぶコツ

エッセイは“心の鏡”のようなものです。
笑いたいときはユーモア作家の本を、癒されたいときは優しい文体の作品を。
哲学的に考えたいときは、思想家や作家の人生論系を選ぶのがおすすめです。

忙しい現代人こそ、1日10分でも“言葉と向き合う時間”を持つことで、心がリセットされます。
今回紹介した本はいずれも読みやすく、人生を豊かにしてくれる名作ばかり。
ぜひ自分にぴったりの一冊を見つけて、心の旅に出かけてみてください。

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この記事を書いた人

年に500冊以上の書籍を読み漁ることが好きなただの本好きです。
漫画、ラノベ、ビジネス書を中心に様々な書籍のレビューをします。

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