最近は面白いファンタジーラノベも増えてきて、どれもワクワクするような冒険譚、ドキドキする展開が楽しい魅力的な作品が多くなりましたね。
ぼくも、仕事が休みの日は1日中ファンタジーラノベを読むなんてことも…
この記事では、筆者が選ぶおすすめのファンタジーラノベを24選に厳選して紹介します。
筆者が、実際に読んでみて面白かった作品だけを紹介しますので、面白いファンタジーラノベを探している人は是非参考にしてください!
異世界転生・召喚もののおすすめ作品
この素晴らしい世界に祝福を!
原作 | 暁なつめ |
イラスト | 三嶋くろね(@mishima_kurone) |
出版社 | 角川スニーカー文庫 |
ヒキニートを楽しんでいた「佐藤和真」。JKをトラクター(笑)から助けるために身代わりに死んでしまう(死因はトラックと勘違いしたショック死)。
死んだ先で残念女神と出会い、異世界に転生させられる(女神を道連れに)。
転生した先で出会う「頭のおかしい魔法使い」「ドMクルセイダー」筆頭に、愉快な仲間と楽しい異世界生活を送る。
シリアス皆無のコメディファンタジーラノベです。
異世界転生ラノベといったらまずはこれ。
ワクワクするバトルなし、驚くような怒涛の展開なしのドタバタコメディが特徴で、笑えるような楽しさのある作品です。
もちろん、異世界と言うだけありファンタジー要素もしっかりあります。
昔のチート持ち転生者が作った、超絶迷惑な古代兵器や頭のおかしい種族の生みの親など、笑える要素が多くかつファンタジーとして楽しめます。
全体的にテンポが良いので読みやすく、ラノベ入門としておすすめしたい作品です。
物語の大枠は異世界物の典型だが魔法あり、ギルドあり、魔王あり、女神ありと中二病心をくすぐるが主人公が最弱の冒険者といういきなり現実に引き戻すような設定が効いている。読者との距離が近くなる。そしてその下世話さ。最初に習得した魔法でパンツを引き当てるとは。普通は主人公をここまで面白くはできないでしょう。
アクションあり、下世話さあり、引きこもりありの傑作です。
引用元:Amazon
アニメを観てない人も、是非読んでみてください。
ゆるーい異世界で主人公とヒロインが繰り広げるゆるくて楽しい会話に癒されると思いますよ^^
引用元:Amazon
転生したらスライムだった件
原作 | 伏瀬 |
イラスト | みっつばー(@mitz_vah) |
出版社 | GCノベルズ |
普通のサラリーマン人生を送っていた「三上悟」。ある時、通り魔に刺され人生を終えたと思ったらスライムに転生していた。
スライムは「リムル」と名乗り、ゴブリンやオーガといった様々なモンスターを仲間にし、ジュラの大森林という広大な土地を開拓すべく走り出す。
様々な暗躍が飛び交う異世界で、リムルは強敵と対峙していき強くなっていく。
最強のスライムが、様々な強敵と戦い圧倒的勝利を見せていく、爽快バトルファンタジーラノベです。
小説家になろうを知っている人なら、言わずとしれた大人気作。
さて、一体どんな作品なのかと言うと「異世界転生版のドラゴンボール」です。
この作品は、強敵と戦い強くなり、また強敵と戦っていく「フリーザを倒したと思ったらセルという強敵が出てくる」ようなストーリー展開です。
そして、最初は白熱したバトルから始まり、後半になると圧倒的な無双バトルが繰り広げられる、爽快感あふれるバトルが魅力です。
王道展開でファンタジー好きやバトルが好きな人なら間違いなく楽しめる作品です。
また、テンポもよく読みやすいので、ラノベ入門にもおすすめの作品です。
最弱のはずのスライムに転生してるのにチートという設定がgood。
出てくるキャラクターの種族や職業はザ・ファンタジーなのに
何となくイメージを崩してくれるキャラが良かったです。
引用元:Amazon
この本が切欠で厨二は「なろう」にドップリはまりました。ドラゴンボールが好きな人にもオススメ出来ます。
なんでかって?このお話が進むにつれて強さのインフレが起きるからじゃあぁぁぁぁ!!!
引用元:Amazon
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
原作 | 三嶋与夢(@kazukurai) |
イラスト | 孟達(@jacjoraaaa) |
出版社 | GCノベルズ |
妹にパシられ、乙女ゲーをプレイしていたら階段から落ちてしまい、ゲームの世界の「モブ」に転生してしまった。
主人公「リオン」は女尊男卑ない世界で絶望してしまうも、持ち前の外道な性格とゲームの知識で巨万の富と圧倒的な力を手に入れる。
次にやることはそう、「慎ましく平穏に暮らすこと」。
この作品は、外道な主人公が女尊男卑を打ち砕く(ついでにハーレムを築く)物語です。
あらすじにも書いてあるとおり、この作品の魅力は外道な主人公です。
「何いってんだ?」というツッコミもありそうな魅力ですが、この作品の魅力は外道主人公と一部のヒロインによって成り立っていると言っても過言ではありません。
というのも、この作品の登場人物は主人公以上に最悪な性格をしているキャラが多く、そんなキャラを主人公が粛清するという、「毒を以て毒を制す」ということわざが似合いそうなストーリー展開です。
外道な主人公だからこそのスカッとする展開も多く、ざまあ系の展開が好きな人は楽しめる作品です。
また、コメディ要素も強い作品で周りのキャラ含めて残念なキャラが多く、笑いながら楽しめる異世界ファンタジー作品です。
そう・あるある、と笑えます。自称モブの主人公の行動思考にも笑いっぱなしです。話は割りかしシリアス展開なんですが。
登場キャラの多くが腹立たしいのですが、まあそれも数多いと返って笑えます。主人公の立ち振る舞いも併せて。
次も楽しみです。
引用元:Amazon
細かな設定より先に作品全体の傾向ですが、シリアスな展開は少なく小難しい話もありません。コメディ調で軽いノリの異世界転生モノ。
フラストレーションが溜まる展開もありますが、「フラストレーションからの大逆転でスッキリ」という基本的な構成をどの巻でも徹底されているので後味が悪いということも殆どありません。頭空っぽで読みたいときにオススメの作品です。
引用元:Amazon
数字で救う!弱小国家
原作 | 長田信織(@nagatanobuori) |
イラスト | 紅緒(@nmaaaaa) |
出版社 | 電撃文庫 |
かつて数学を愛した少年「芹沢直希(ナオキ)」は、アルバイト中にエレベーターから落ちたと思ったら異世界に転移していた。
小国ファヴェールの王女「ソアラ」と出会う。
脳筋な戦士や軍師しかいない負け濃厚な小国を、ナオキは数学を使い戦況を覆す。
戦時中の異世界を、数学を使って乗り切っていく異色のファンタジー作品です。
ファンタジー作品では珍しい、数学を使った異世界ファンタジーです。
ヒロイン「ソアラ」が王女を務める小国ファヴェールは、戦士から王様、貴族までもが数字を嫌い脳筋を極めた世界です。
「数字を使わないでどうやって建築を発展させたんだ」とか「どうやって経済を回していったんだ」というツッコミはありますが、まじで登場人物のほとんどが数学嫌いな人物ばかりです。
ちなみに、数学は紀元前1,000年以上前から普及していて、紀元前3世紀には戦争でも大活躍していたそう。詳しくはこちら
そんな数学が全然普及していない異世界で、ナオキは数学をつかい戦場を切り抜けていきます。
内容自体は、数学が苦手でもしっかり楽しめる内容になっているので、文系の方でも安心して読むことができます。
ファンタジー要素はそこまで強くないですが、数学と異世界という他とは違う楽しみ方ができる作品です。
読み終えて最初に思ったのは、「学生時代に読めていたらなぁ」という口惜しい気持ちでした。
ご想像どおり私は数学に詳しくないので、他の方のレビューを拝見する限り実際の数学的な目で見れば物申したい部分があるのでしょうが、重要なのはこの作品で記されている数学の扱いが正しいか……というより、
「数学って意外とかっこいいかもな!」と若い人たちに思わせる力がある作品だということでした。
引用元:Amazon
よくある残念理系な感じほとんどなく、寧ろお話の構成もしっかりしていて最後まで楽しく読むことが出来ました。
数学に関しての言い回しで多少違和感を感じることはあれど、ヒロインがすごく可愛いので特に気にはなりませんでした。
引用元:Amazon
精霊幻想記
原作 | 北山結莉(@yuri_kitayama) |
イラスト | Riv(@rivleaf) |
出版社 | HJ文庫 |
ベルトラム王国のとあるスラム街で、荒くれ共に揉まれながら日々を過ごしていた「リオ」。ある時、自分の前世であり日本に暮らしていた「天川春人」としての記憶を取り戻す。
そんな中、スラム街で王国の第2王女「フローラ」の誘拐事件が起きてしまう。
リオは誘拐事件を解決したのをきっかけに、なんやかんやでベルトラム王立学院に入学し、美少女合法ロリの「セリア」を筆頭に様々なキャラたちと学園生活を過ごしていく。
一方で、巨大な闇がリオたちに襲いかかる。
転生・王道ファンタジー・様々な美少女・暗躍する闇と、少年心をくすぐる要素が詰まった王道ファンタジー作品です。
王道の転生ファンタジー作品といえばこの作品。
転生もののテンプレを踏みつつも、王道ファンタジー展開にワクワクする作品です。
また、この作品では転生モノでは珍しく、前世の春人の記憶と今のリオの記憶と性格が存在します。
前世の優しい記憶と、今の復讐心を持った記憶のお互いが錯綜していき、主人公の複雑な心情が丁寧に描かれているのはこの作品の魅力です。
王道ファンタジー作品が好きな人は、間違いなく楽しめる作品です。
体裁としてはなろうかいわいでいう所の追放ざまあ系ハーレムものの括りに入れれないことは無いですが、その冒頭の追放部分に1巻まるまる費やしています。このため1巻の内容単独でみればひたすら陰鬱であまり面白くないかもしれませんが、読み進めていけば必要な部分だとよくわかります。
作者はあとがきで3巻までがプロローグ部分で4巻からが本編だと記載しています。騙されたと思ってまずは3巻まで読んでみてください。
引用元:Amazon
なろうからのデビューでは珍しくシリアスなストーリー。暗すぎるという意見もありますが、スラムの子供なんてこんなもんだろう、と。なにより背景にあるリアルな政治。少数の切り捨てとかは、とても上手いと思います。
最近の甘い話に慣れてしまった人たちにはしんどいかも知れませんが、その手の作品はいくらでもあるので、こういう味のある作品は個人的にはとても映える。
引用元:Amazon
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
原作 | 理不尽な孫の手(@Magote_rihujin) |
イラスト | シロタカ(@akatoris) |
出版社 | MFブックス |
34歳無職童貞、親の葬式にも顔を出さないというとんでもない性格の主人公が、トラックに轢かれてしまい異世界に「ルーデウス」として転生する。
転生した先では「二度と後悔しないように全力で生きていく」と決意したルーデウスは、努力を重ね数々の試練を乗り越えていく。
一人の人間が、様々な出会いや体験をしていき、一人の大人として成長していく。
ヒューマンドラマあふれる異世界ファンタジー作品です。
この作品は、とにかく温かい友情、家族愛が楽しめる作品です。
コメディ要素2割、シリアス要素8割なストーリー展開となっていて、全体的に重めな物語となっています(おまけにセンシティブ要素もそれなり)。
主人公は作中上位クラスの実力ですが、過酷な試練、主人公とは比較にならない強敵の連続で、シリアス展開が続いていきます。
そんな重いストーリーだからこそ、人間関係を通した感動するストーリーが多い作品です。
また、物語が進むごとに精神的にも成長していく主人公を楽しめるのもこの作品の魅力です。
バトルシーンも多く、剣や魔法が飛び交うファンタジーバトルもしっかり楽しむことができるので、ファンタジーラノベが好きな人は面白く見ることができるでしょう。
ファンタジーだけでなく、人間関係を深く描いた作品を読みたい人にもおすすめの作品です。
知人に勧められて読んだのですが、ともかく面白いです。異世界転生モノのパイオニア的作品だそうですが、設定や描写が考え抜かれていてリアルに異世界を楽しめます。何より素晴らしいのは登場人物たちへの細やかな深い視点です。描かれた人間たちに人としての深みがあるので、とても共感して読み進めることができます。全巻読破してみようと思います。
引用元:Amazon
34歳無職ニートが異世界に転生する作品だが、所々このニートに共感が出来る。
下手をしたら自分もそうなっていたのではないかとさえ思えるくらいです。
人生ちょっとボタンの掛け違いでこういう可能性もあると思える主人公設定の絶妙なバランスが凄い。
引用元:Amazon
Re:ゼロから始める異世界生活
原作 | 長月達平(@nezumiironyanko) |
イラスト | 大塚真一郎(@otsuka_shin) |
出版社 | MF文庫J |
コンビニから帰るところ、突如として異世界に転移した「ナツキ・スバル」。そこで出会ったのは銀髪が美しい謎の少女「エミリア」。
エミリアがなくした徽章を探すのを手伝っていたところ、2人とも暗闇の中で襲撃されて死んでしまう。
はずが、目を覚ましたらエミリアと出会った時間まで戻っていた。
スバルは「死に戻り」という「死んだらある一定の時間まで戻る能力」を手に入れ、これから起こる残酷な運命を乗り越えていく。
ループものダークファンタジー作品です。
なろう界でもかなりの人気作品「リゼロ」。
この作品の魅力は、主人公にこれでもかと襲い来る試練の数々です。
死んだら時間が巻き戻るという能力のため、死んでしまう描写が多く、「寝ていたら死んだ」「突っ立ていたら死んだ」とマンボウをびっくりの死因を見せます(スバルが弱いわけではなく、イレギュラーが頻繁しているため)。
そんな理不尽が襲う中、スバルは死に戻りを駆使し過酷な試練を乗り越えていきます。
ミステリー・サスペンス要素が多く、ファンタジー作品であると同時にミステリー作品としても楽しむことができます。
また、厨二心くすぐるような設定が多く、ファンタジー要素としても十分楽しめるのがリゼロの良いところです。
ただ、ストーリーはとんでもなく重い展開です。
ダークファンタジーも楽しみたいという人は、リゼロを読めばハマること間違いないでしょう。
エミリアが可愛すぎませんか?
繰り返される悲劇のなかで徐々にキャラクターたちの内面や素性を知っていくうちに、謎の人物から助けたい人に変わっていく。
かなり完成度の高い一巻ですよ。
よく、映画の脚本術でセーブザキャット(売れる映画には猫を助けるシーンがあるという法則)を大事にしましょうというんだけどさ。たぶん、ライトノベルだとリゼロが代表的な上手くセーブザキャットが描かれた作品ではないでしょうか。
引用元:Amazon
話のテンポはかなりゆっくりな印象です。しかし主人公の行動を少し変える事で違う場面や違う反応に出くわします。そこを探しながら読んでいくのが個人的な楽しみではありますが、ここは賛否が別れるとこなのかな?とも思います。
引用元:Amazon
盾の勇者の成り上がり
原作 | アネコユサギ |
イラスト | 弥南せいら(@Minami_Seira) |
出版社 | MFブックス |
「岩谷尚文」は図書館で本を読んでいたところ、異世界に盾の勇者として召喚させられる。
召喚された世界では、まさかの盾の勇者は最弱だった!?
それでもくじけずに前を進んでいたところ、冒険三日目にして作中屈指のクズある一人の仲間に裏切られ、「富・名声・力」この世のすべてを失ってしまう。
すべてを失った主人公はこころを殺し、どん底から成り上がっていく。
スカッと要素が強い成り上がり異世界ファンタジー作品です。
この作品は、序盤を耐えられるかどうかで評価が変わってくる面白い作品です。
というのも、序盤は胸糞展開が多く人によっては不快感しか生まれないストーリー展開で、そんな胸糞展開を乗り越えた先に、爽快なスカッとするような展開を楽しむことができる作品です。
ストーリーだけでなく、ファンタジー要素もしっかり楽しむことができ、作り込まれた設定・世界観で作品の世界がわかりやすく描かれています。
最弱だった主人公が、物語が進むごとに仲間とともに強くなっていき、序盤で理不尽な仕打ちをしたキャラを超えていく展開がワクワクする楽しさもあります。
ざまあ系が好きならまず間違いなく楽しめる作品だし、王道ファンタジー要素も楽しめます。
異世界転生系で1番面白いと感じました!
主人公が最強無双系でないのもそうですし、亜人などの設定もファンタジー好きにはとってもささるはず!!
引用元:Amazon
勇者や王女、その他脇役のクズさ加減がなかなかよろしい。最初はつまらないかと思ったけど読んでいくうちに少しずつ面白くなってくる。
引用元:Amazon
さよなら異世界、またきて明日
魔力が溢れすぎたため滅びの運命を迎えることになった異世界に、ある時普通の高校生「ケースケ」は迷い込んでしまう。
元の世界に戻るため旅をしていたケースケは、ハーフエルフの少女「ニト」に出会う。
ケースケは元の世界に戻るため、ニトは母が遺した手帳に描かれた「黄金の海原」を探すため、2人が様々な人と出会い体験をしていく。
幻想的な世界観で描かれる、日常ファンタジー作品です。
少女終末旅行に近い世界観で、人との出会いについて丁寧に描かれている作品です。
ケースケとニトは、高校生と少女ということもあり精神的にも幼くかわいらしい一面を見せる2人ですが、様々な人と出会いお互いに成長していく過程が面白いです。
また、世界観が美しく幻想的なのが素晴らしい。
文中の背景やものについての描写は、ファンタジー好きな人なら心に刺さる表現ではないでしょうか。
バトルや設定がモリモリの作品ではありませんが、幻想的な世界観から描かれる日常ファンタジーで温かい気持ちになれます。
ヒューマンドラマや人との関わりが丁寧に描いている作品が好きな人におすすめです。
面白かったです。
19世紀ほどのレベルの文明が滅びたファンタジー世界を旅するロードノベル。
全体的に淡々と進みます。一人称視点ですが、主人公の一人語りは少なめ。物語の展開も1巻終了時点で町一つ進んだだけなのでかなりゆったり。ライトノベルにありがちなバトル描写やラッキースケベなんかもありません。明確な悪意を持った”悪役”もいないし、主人公に発生するトラブルはどれも些細なことです。
しかしそれはつまらないという意味ではなく、むしろ逆です。人物の心情描写や心象風景の描写が緻密かつ劇的で、その魅力が十分に発揮されていると思いました。終末世界独特のゆったりと、それでいて確実に一歩ずつ滅亡に向かっている浮遊感がよく表現されていて心地よいです。
引用元:Amazon
異世界転生の要素もありますが、どちらかといえばこれは終末世界モノ。
滅びゆく世界を舞台にしたロードムービーのようなボーイ・ミーツ・ガールです。
登場する人々は儚いながらも暖かく、それゆえに美しい。
引用元:Amazon
陰の実力者になりたくて!
原作 | 逢沢大介 |
イラスト | 東西(@TZpoppin_phl95) |
出版社 | KADOKAWA |
前世はただのモブ(になりきれなかったムキムキマッチョ)だった主人公は、陰の実力者に憧れ未知なる力を求めた先でトラックに衝突する。※自分から突っ込みました。
転生した彼は「シド・カゲノー」として、普段はあふれる力を隠しモブとして生活。
どこにいるともしれない「闇の教団」を倒すべく闇に暗躍する。
そんな中、一人のエルフと出会い物語は大きく進展していくーーそう本人の知らぬ間に…
タイトルと表紙を見た筆者の第一印象は「かっこいい系のダークファンタジー」かなと思いましたが、この作品はそんな作者の予想を大きく外してきました。
上記のような考え方をした人にあらかじめ説明しておくと、この作品はコメディファンタジー作品です。
ようこそ実力主義の教室へとオーバーロードを足して2で割って、そこにアンジャッシュを掛け算して出来上がったような作品です。
主人公は圧倒的最強、大抵の敵は瞬殺できる実力で爽快な無双バトルを楽しむことができます。
そして、同時にとんちんかんな思考と行動をする主人公で、まわりはそんな主人公の行動を周りが勝手に深読みして物語を大きく発展させていきます。
爽快な無双バトルに、絶妙にマッチした勘違いコントが面白おかしく見ることができます。
無双バトルを見たい人にも、コメディ作品を見たい人にもどちらにもおすすめできる作品です。
主人公がごっこ遊びで好き放題する頭のおかしい人なので許容できない人にはキツいだろうと思う
しかし主人公なりの拘りや感情の動きを描写してるのでそこを楽しめるのであれば楽しいのでオススメです
核ミサイルに挑む狂気の男をご堪能あれ
引用元:Amazon
厨二病感満載の勘違い主人公が無双するラノベです。
主人公の妄想と、現実をうまく破綻しないようにミックスさせ物語を作り上げてる手腕は素晴らしいです。一部シリアス、殆どコントなので真面目な俺ツエーラノベを求めてる人には向きません。
引用元:Amazon
豚のレバーは加熱しろ
原作 | 逆井卓馬(@HMRG0) |
イラスト | 遠坂あさぎ(@asagi_0398) |
出版社 | 電撃文庫 |
前世はただ眼鏡ヒョロガリクソ童貞、豚のレバーを生で食ってしまい命を落とした…と思ったら豚に転生!?
豚に転生した主人公は、「ジェス」という心が読める少女に出会い人間に戻るため、ジェスとともに王都へ向かうべく旅をすることに。
そんな中、主人公たちを襲う謎の勢力も…
普通の豚による、面白おかしい異世界ファンタジーがここに始まる。
スライムに転生したり、蜘蛛に転生したり、剣に転生するラノベも存在する昨今ですが、ついに豚に転生するラノベなんかもあるみたいですね。
ここで勘のいい人だと「どうせチート能力持ちの豚でしょ」と思う人もいるでしょう。
ですが、なんとこの豚はまじでただの豚で、主人公の中身も特別秀でている能力があるわけではないです(ミステリー小説好きという設定でいくつか推理シーンはありますが)。
そんなただの豚が旅するラノベの何が面白いんだという話ですが、心を読むことができる「イェスマ」という種族が物語を面白くしているキャラで、作中の地の文を読むというある意味メタ発言をかまし、地の文での会話が楽しめたりとラノベならではの楽しみ方ができます。
そして、ジェスとのイチャラブなストーリーが面白く、非リア充の筆者は血涙を流しながら胸キュンしています。
ファンタジー作品としても楽しめる内容が多く、とくに物語が進むにつれてどうして主人公はこの世界に豚として転生したのか、イェスマという種族の真実など、世界観や設定について丁寧に描かれていきます。
ラブコメとしてもファンタジー作品としてもしっかり楽しめるラノベです。
よくある転生無双ものかと思いきや非力な豚さんと可愛いヒロインによる冒険ものでした。いやーヒロイン可愛い。
ちょっとエグみの強い部分があるのが残念でしたが、さすが電撃大賞といえるくらいの高いクオリティ。のめり込んで読ませてもらいました。あとヒロインかわいい!
引用元:Amazon
今最も多い転生モノ作品ではあるが、言葉をしゃべれない豚がどのように人間と交流していくのか、という疑問をすんなり溶け込ませる設定
作者も所謂アキバ系オタクなのだろう。
他のライトノベルにあるなんちゃってオタクやリアルならキモすぎてまず見かけないオタクではなく、あーいるわこういうオタクって感じで、親近感も感じた。
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王道ファンタジーのおすすめ作品
ノーゲーム・ノーライフ
原作 | 榎宮祐(@yuukamiya68) |
イラスト | 榎宮祐(@yuukamiya68) |
出版社 | MF文庫J |
ニートでヒキコモリ、コミュ障をこじらせおまけに童貞なゲーマー兄妹の空と白。彼らはゲーマー界隈では「 」(空白)として謎の最強ゲーマーと囁かれていた。
そんな空白に、ある日神と名乗る謎の人物にチェスを挑まれ、辛くも勝利したと思ったら異世界へ召喚されてしまう。
召喚された先は、ゲームで全てが決まる世界。
そんな異世界で、最弱な種族「人類種」として異世界をゲームで無双していく。
ゲーム!そして異世界ファンタジー!!男なら心が踊らないわけないでしょう!!!
…失礼、少し興奮してしまいました。
さて、この作品は異世界ファンタジーを最強ゲーマー兄妹がゲームで無双していくという、シンプルですがワクワクする展開が楽しめる作品です。
ストーリー展開も王道でシンプルでわかりやすいですが、丁寧に描かれている設定、世界観とゲームで物語が進んでいくという性質から展開が読みづらく最後までワクワクしながら楽しむことができます。
ファンタジーということで、なんでもありのゲームシステムとなっているのも面白く、スケールがでかくそれぞれのキャラにとって有利・不利があったりオリジナリティがあるゲーム展開やストーリー展開を楽しむことができます。
そして、兄妹の絆が尊く描かれていたりそれぞれのキャラの関係が丁寧に描かれているのもこの作品の魅力です。
ファンタジー作品が好きな人なら、間違いなく楽しめる作品でしょう。
内容は他の皆様が言う通りかなりおもしろいです。
駆け引きや策略はずば抜けており、伏線が面白いように出てきます。
文章は凝ったものではないですが、引き込むように書かれており、読んでいるということを忘れさせてくれます。
ライトノベル、異世界ものと言うと誰もが思い描くありきたりの展開をイメージしがちです。
ですがこれはそれを踏襲しながら二歩も三歩も先に進み、私たちをいつも驚かせてくれます。
引用元:Amazon
文章うんぬんより(個人的にはまったく気にならなかったが)内容が桁外れに面白かった。
先読みできない展開、敵がこうすればさらに上を行く手を打つ主人公、熱いストーリー…とにかくページをめくるのがやめられない。
中二っぽいネーミングも逆に格好いい。
久々にライトノベルやエンタメに求める物を見つけた気がします。こういうのが読みたかったんですよ。
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
原作 | 大森藤ノ(@fujinoomori) |
イラスト | ヤスダスズヒト(@suzupin) |
出版社 | GA文庫 |
「ダンジョン」と呼ばれる、謎の地下迷宮が存在する迷宮都市オラリオ。そこに、一人の少年「ベル・クラネル」は冒険者をしていた。
ある時、ベルはダンジョンの中で運命的な出会いをしたのをきっかけに、大きく物語が動き出す。
これは、ある少年が英雄になるまでの物語。そしてある「ファミリア」による壮大な物語
ファンタジー好きなら絶対に見るべき王道の中の王道ファンタジー作品です。
主人公であるベル・クラネルは、最初は弱く他の冒険者からも笑われるような存在ですが、ある一人の女性と運命的な出会いをしたことから、強くなることを決意します。
まず、この展開が王道、週刊少年ジャンプなみの王道展開です。
そして、いろんな出会いをしたり強敵と戦っていくことでどんどん成長していき、周囲に認められていきます。
この展開も王道ですね。
ナルトとかヒロアカとかそのあたりにもよくある展開です。
そして、運命をともにする仲間と出会っていき、ベルが所属する「ヘスティア・ファリミア(冒険者ギルドみたいなもの)」は大きくなっていき、壮大な物語を見せていきます。
とりあえず、筆者から言えるのは、こんな王道ファンタジーラノベはファンタジー好きなら読まなければ損するぐらい面白いということです。
少年が強くなって強敵を倒す物語。
王道の良さを押さえつつキャラクターも可愛く書けている。
主人公に嫌味がなく、成長する様はつい応援したくなる。
引用元:Amazon
完全に萌えラノベなタイトルですが、中身は正統派のファンタジー作品です。RPG的要素をうまく取り込みつつ主人公の成長を描いています。バトルもしっかりきっちり。タイトルで購入を迷う方が結構いらっしゃると思うのですが、オススメです。アニメを先取りしてぜひ。
引用元:Amazon
聖剣学院の魔剣使い
原作 | 志瑞祐(@shimizuMFJ) |
イラスト | 遠坂あさぎ(@asagi_0398) |
出版社 | MF文庫J |
最強の魔王として君臨していた「レオニス」は、人類に破れそうな状況に陥ったことからある約束・決戦のため自らを封印する。
そして、復活していたのは1,000年後。10歳の少年になっていた!?
復活直後に出会った「リーセリア」により、「聖剣学院」と呼ばれる学園に保護される。
1,000の時を経て変わり果てたい世界では「ヴォイド」という未知の敵に人類は脅かされ、「聖剣」という謎の力が普及していた。
変わり果てた世界で、元・最強の魔王レオニスは美少女たちとともに学園生活を過ごしていく。
読む前は「よくある無双ファンタジーだろう。」と思っていましたが、実際に読んでみると王道ファンタジーをなぞりつつも魅力のある作品でした。
ファンタジーとして目新しさがあるわけではありませんが、ファンタジーとしての面白さを最大限に引き出しています。
特に評価できるのが、主人公やヒロインたちの魅力です。
主人公自身は強敵も無双できる最強キャラですが、ストーリーは基本ヒロイン中心に進んでいきます。
ヒロインが努力を重ね強敵と立ち向かっていき、様々な葛藤やアツい努力が面白く読めます。
また、世界観・設定もしっかりしているので、物語の世界にしっかり没入することができ、作品をしっかり楽しむことができます。
ファンタジー作品が好きなら、間違いなくおすすめできます。
遠坂あさぎ先生のイラストは素晴らしいですね。出てくるヒロインみんな美しいです。
内容はよくある無双もの。少しバトルが多い感じがしますが、子供目線からのお姉さんたちを楽しみたい方には良い作品だと思います。
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精霊使いの剣舞が好きだったので購入
前作同様キャラがかわいくて安心感がありますね
お話もわかりやすくて大好き
長く続いて欲しいシリーズです
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ダークファンタジーのおすすめ作品
灰と幻想のグリムガル
原作 | 十文字青(@jyumonji_ao) |
イラスト | 白井鋭利(@shiranori) |
出版社 | オーバーラップ文庫 |
ハルヒロは目が覚めると暗闇の中にいた。暗闇から出ると、そこは魔物がいる世界「グリムガル」。
名前以外は記憶がないハルヒロたち12人の少年少女は、「義勇兵団レッドムーン」という組織に義勇兵となりこの世界で過ごしていく。
その時は、彼らにどんな理不尽が降りてくるのか、知る由もなかった…
残酷で現実的な運命に立ち向かう少年たちを描いた、ダークファンタジー作品です。
この作品は、「一般人が突然異世界に転移させられたらこうなるよね」というのをリアルに描いていて、現実的な部分や残酷な描写が丁寧に描かれています。
ファンタジー作品では珍しく、主人公側に突出した能力はなく、序盤は異世界でザコ敵のゴブリンにすら苦戦するほど。
また、各キャラの人間関係や生き様についても深く掘り下げられていて、当たり前ですがどのキャラも生きているというのを実感する作品です。
ご都合主義な展開は少なく、リアリティのあるファンタジー作品をみたいならピッタリの作品です。
…このゲームに青春(の一部)を捧げたオジサンとしては、題名だけでグッと来るモノが… ”目覚めよ” 突然、記憶さえ無い状態でRPG的世界に放り込まれた主人公達。生と死が隣り合わせの残酷な世界で見習い義勇兵として生きる。友情と灰の物語。
引用元:Amazon
人間同士、集団行動をとれば、反りが合う、合わないが発生するのは当然のこと。
とりあずパーティを組んだところで、チームプレイなど簡単に生まれないのが現実です。
剣や槍で切られれば痛い、殺されそうになれば恐怖で逃げ惑う。これも当たり前のこと。
この当たり前の事が当たり前の様に描かれていて、且つ、鬱々とした話ばかりが続くわけでもない。
大きな障害を乗り越えた時に得られるカタルシスも読者に与えてくれることから
非常に読み応えのある話に仕上がっています。
幻想世界でも、リアリティのある話が好きという人に非常にお勧めの作品。
私は大満足でした。
引用元:Amazon
七つの魔剣が支配する
原作 | 宇野朴人(@UnoBokuto) |
イラスト | ミユキルリア(@miyukiruria) |
出版社 | 電撃文庫 |
「キンバリー魔法学校」。卒業できる生徒は八割、そして残りの二割は「魔に呑まれる」ーー
そんなキンバリー魔法学校には、新入生がやってくる。
この作品は、新入生「オリバー」たち5人の学園生活を描いたファンタジー作品。
そして闇に蠢く「復讐劇」の幕が上がる…
この作品を知らない人に某有名ファンタジー映画で例えると、「闇落ちしたポッターがホグワーツ魔法学校に復讐を目論む」といった物語です(わかりにくいかな…)。
誰が復讐を目論んでいるのか、それは実際に読んでからのお楽しみ(さっきの説明で察せそうだけど)ですが、闇が深い復讐劇とほのぼの?した学園生活の両方の側面が楽しめる作品です。
この作品の主役となる、新入生の5人はどのキャラも個性のある性格で特徴的なキャラです。
卒業者8割な学校だけあり、上級生や教師含め一癖も二癖もあるキャラばかりで、そんなキャラたちとの絡みも面白いです。
そして、剣と魔法を合わせたバトルシーンが多く、それこそ某有名ファンタジー映画が好きな人はハマるような面白いバトルシーンが魅力です。
ダークファンタジー色は強めですが、シリアスな展開に抵抗がない人は楽しめる作品ではないでしょうか。
最初の一巻から作り込まれた世界観と、魅力的なキャラクター、確かな文章力に惹かれ、寝食を忘れて読み耽ってしまいました。
ライトノベルの中では背景の作り込みが段違いであり、ハリポタみたいに挿絵なしでもおかしくないような内容となっております。
ここ数年で出会えた作品の中でも群を抜いて私のお気に入りになっております。
引用元:Amazon
高いレベルでまとまった良質なバトルファンタジーでした。
特に戦闘描写が秀逸で、達者同士の息もつかせぬ剣戟、遥か格上の強敵へと挑むタッグ戦、中二心を揺さぶるハッタリの利いた「魔剣」など、見所が満載でたっぷり楽しめました。
丁寧なバトル物が好きな方には是非お勧めです。
引用元:Amazon
オーバーロード
原作 | 丸山くがね(@maruyama_kugane) |
イラスト | so-bin(@soubin) |
出版社 | KADOKAWA |
VRMMO「ユグドラシル」。そこでトップランカーだった「鈴木悟」は、ゲームサービスが終了する最後の時間まで思い出にひたり、ゲームの人生に幕を下ろす。
はずが、いつまで経ってもログアウトされない。
そう、鈴木悟はユグドラシルと瓜二つの異世界に転移していた。
彼は、自分と同じく異世界に転移したプレイヤーを探すため「アインズ・ウール・ゴウン」というかつて白むものがいないとされたギルド名を名乗り、この世界にその名を轟かすことを決意する。
アインズ・ウール・ゴウンが、その名を広めるため世界征服を行うダークファンタジー作品です。
まず、主人公と側近のNPCキャラが圧倒的に強いのがこの作品の魅力です。
その力を異世界の実力者に容赦なく振るうという、主人公側による無双バトルが基本です。
おまけに、主人公側はヒーロー側でなくどちらかといえばラスボス側なので、物語的に見たら良いやつでも平気で殺します。
かつて共闘した仲間とか関係なし、必要ないか邪魔になると思ったキャラはだれであれ殺す、慈悲のかけらもない主人公です。
だからこそ、他の作品にはないダークな側面が楽しめる作品となっています。
ダークファンタジーが好きな人は間違いなくハマるでしょう。
シンプルに面白い
最強の理由が明確。
シリアス調で進む俺つえーは見ていて楽しい
引用元:Amazon
いわゆる最強系主人公の異世界転移モノですが、周りの味方まで全員最強。圧倒的な武力・財力で異世界の住人や国家さえも蹂躙します。主人公たちは人間ではなく、スケルトンや悪魔などのモンスターなので基本的に慈悲はありません。
非人道的な行いが不快という方もいるでしょうが、個人的にはフィクションとして楽しめました。本作はライトノベルであり、本格的なスプラッタ小説やダークファンタジーに比べて描写はマイルドです。
むしろコミカルな部分のほうが多いと言えます。主人公は部下たちから崇拝されており、過剰なまでに持ち上げられるので逆にプレッシャーを感じている。内心では余裕がないのに至高の存在として振る舞わねばならない、というのは面白い設定です。
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幼女戦記
合理主義がすぎるサラリーマン(※おっさんです)は、ある時同僚に背中を強く押され電車に轢かれて命を落とすーーはずが、謎の存在Xに信仰心について問われ、戦時中の異世界に幼女「ターニャ・デグレチャフ(※中身おっさんです)」として転生する。
ターニャは、平穏に暮らすべく魔法の才能と合理主義の性格を遺憾なく発揮し、早期出世をしていく。
そんな彼女(※中身おっさんです)に待ち受けるのは、平穏とはほど遠い戦場の最前線。
ファンタジー要素のある本格的な戦争ものラノベです。
この作品は、「ファンタジーの皮を被ったガチガチの戦争ものラノベ」です。
戦争ものだけあって、ストーリーはかなり重めでダークファンタジーにふさわしい内容になっています。
合理主義者の主人公が、能力をフル活用し戦場を切り抜けていく姿も面白いです。
戦争が舞台の作品なので理不尽な展開が訪れたり、戦争の描写をリアルに描いていて、正義や復讐についても考えさせられる楽しさも感じる作品です。
ラノベの中では重めの作品なので、本格戦争もの作品やTHE・ダークファンタジーな作品を見たい人ならおすすめです。
主人公が活躍する戦闘はあくまで大きな話の流れの一つであり、全体的には『如何に戦争が始まり終わっていくのか』を描いた大河作品。
要所に散りばめられたサラリーマンと軍人の苦悩と主張が面白い。
戦争ものに有りがちな、人間同士のドラマティックなやり取りは少なく、あるのは様々な問題を如何に踏破していくかという現実的かつファンタスティックなやり取りが大半。
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作中の主人公の仕事への向き合い方を通じて仕事に対する姿勢が学べる、ほぼビジネス書です。
アンジャッシュのコント的要素も詰まっています。
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日常・コメディ系ファンタジーのおすすめ作品
ひきこまり吸血鬼の悶々
原作 | 小林湖底(@Xiaolin_Hudi) |
イラスト | りいちゅ(@rityulate) |
出版社 | GA文庫 |
とある理由から引きこもりになってしまった「テラコマリ(通称コマリ)」。ある時、目が覚めると帝国で最強と謳われる「七紅天」の将軍に就任。
しかし、コマリは「魔力ない」「運動できない」おまけに「身長も低い」と吹けば飛ぶような存在。
そんなコマリの真の実力(げきよわ)が知られてしまえば、たちまち下剋上。
突如困りの前に現れた謎のメイド「ヴィルヘイズ」とともに、500人の荒くれ部隊から真の実力(げきよわ)を隠し皇帝陛下を目指していく。
百合もあり、ギャグコメディもありのコミカルファンタジーラノベです。
優秀な家系で生まれながら才能がない主人公が、引きこもり生活をエンジョイしていたところ、帝国の軍人たちの指揮を任せられるというお話。
真の実力(げきよわ)が知られたらたちまち下剋上、軍の指揮を放棄して逃げようものならリアルの首が吹っ飛ぶという崖っぷちな状態で主人公は勢いとハッタリでその場を乗り越えていきます。
この説明でお気づきの人もいるかも知れませんが、この作品はギャグ要素多めのコミカルファンタジーラノベです。
終始、主人公のチキンっぷりがかわいくて面白く、周りのキャラは主人公のハッタリを信じて最強と疑わないので物語がなんやかんや進んでいくというドタバタぶりも楽しめます。
また、作中で「1億年に一度の美少女(自称)」と言われるぐらいの美少女で、主人公の言動や仕草に癒やされている描写もあってほんわかするのも個人的に良いと思っている部分です。
と、ここまでは普通のギャグコメディなのですが、この作品はファンタジー要素もしっかりしていて、特に後半からはワクワクする展開も多く、ファンタジー作品が好きな人も普通に楽しめる内容となっています。
コミカルファンタジーラノベを読みたいという人は、この作品がおすすめです。
まず、主人公のコマリが通常弱いにも関わらず強いフリをして虚勢を張る姿が可愛いです。その上で、少年漫画のようなバトル要素や主人公の真の通った生き様がとても良かったです。
私はprime readingで読みましたが、その中にあるラノベでは1番のオススメです。
引用元:Amazon
神々の遊びという言葉を聞いて、某芸人を思い浮かべましたがレベルが桁違いでした。
しかし、続きが気になり読み進めるスピードは、まさにモンスターエンジンを積んだ車さながらでした。
引用元:Amazon
ティアムーン帝国物語
原作 | 餅月望 |
イラスト | Gilse(@Gilse1024) |
出版社 | TOブックス |
ティアムーン帝国で悪名高いとされる悪役令嬢「ミーア」。そんな彼女は、革命軍により帝国が崩壊させられたときにギロチンで処刑されるーーはずが、12歳にタイムリープしてしまう。
12歳に戻った彼女は、国内の経済・食糧問題の改善に努め(他人任せで)、人脈を広げていき(その場のノリで)ギロチンを回避するべく奔走していく。
そんな彼女の行動は、やがて周囲の人生を大きく変えていくことに…
元・悪役令嬢による、笑えるファンタジー作品です。
ファンタジーラノベと紹介しつつも、魔法やドラゴンなどが登場するわけではなく、どちらかというとSFチックな作品です。
Wikipedia曰く、「仮想の設定のもとに世界を構築する作品」がファンタジーと定義される考え方もあるようなので、まあファンタジーでいいでしょう。
主人公は悪役令嬢として君臨していたけど、「革命軍によってギロチン処刑された」と思ったら12歳にタイムリープしていたという作品です。
タイムリープしたのをきっかけに、主人公は心を入れ替え日頃の行いを改めていく。
ということはなく、中身はさほど変わっていなくぐ~たらで他力本願な性格です。
そんなぐ~たらな主人公は、優秀な人材を発掘し基本人まかせで国内問題を改善していき、周囲のキャラは「ミーア様の素晴らしい采配だ」と勝手に勘違いしてくれながら物語を進めていきます。
がっつりコメディの政治系ラノベで、コミカルでテンポ良く読むことができます。
笑える要素もあり、ラノベ入門としておすすめしたい作品です。
面白いです。転生やり直しものではありますが、悪人が反省してやり直すような話ではなく、主人公ミーアの本質は転生前と転生後で変わりません。
ありそうでなかった作風が魅力的です。
主人公の行動原理は破滅の回避だけであり、反省して善人になるという物語ではなく、まわりが主人公の行動を勝手に勘違いして祀り上げる物語です。
馬鹿で残念で俗物的な主人公に共感が持てます。
引用元:Amazon
まさにライトノベルといった感じの作品。気軽に読めて、読んでも疲れない。
読んでいて楽しくなる作品です。
最初のシーンだけは好みでない人もいるかと思いますが、そこをクリアすればどんどん話に引き込まれるんじゃないかと思います。
引用元:Amazon
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
原作 | 山口悟 |
イラスト | ひだかなみ(@hidakanami) |
出版社 | 一迅社文庫アイリス |
公爵令嬢「カタリナ」は頭をぶつけたのをきっかけに前世の記憶を取り戻したら、前世でプレイした乙女ゲームの世界の破滅ルートしかない悪役令嬢に転生していたことが判明。
国外追放と死亡ルートを回避するべく、農業を始め敵を作らぬように励んでいたら、なぜか逆ハーレムルートに突入!?
天真爛漫な性格と農業で、男女問わず逆ハーレムを築いていく転生ものラブコメ作品です。
前世でラブコメ好きだった主人公が、乙女ゲームの世界に悪役令嬢として転生してしまい、あの手この手でバッドエンドを回避するお話です。
シリアスな雰囲気は基本なく、ほのぼのとして読むことができるのがはめふらの魅力です。
また、ハーレム展開は男性キャラが好意を抱くだけではなく、女性キャラからも好意を抱くことも多く百合展開が楽しめたりもします。
バトルシーンのあるラノベではないですが、ファンタジー要素もしっかりあるので、ファンタジーの設定が好きな人もゆるく楽しめる内容になっています。
ゆるい恋愛ファンタジーを楽しみたい人には、はめふらはおすすめの作品です。
主人公のカリスマ性が天井知らず。
この作品の主人公は、頭は良くないし、強くないし、特別な力も持っていません。有るのは地位と、申し訳程度の前世の記憶というか人格のみです。でも誰がなんと言おうともこの作品は主人公最強ものであると思います。究極の人たらしが織り成す俺tueeeではない主人公最強ものを見たい人にお勧めです。
Amazonの口コミ
主人公のカリスマ性ヒロインの眼つきの悪さに引かれ購入しましたが、冒頭から笑わせてくれます。
事故で転生→悪役転生→破滅フラグ回収→大円団EDというパターンなので苦手な人は避けてください。
Amazonの口コミ
日本へようこそエルフさん。
原作 | まきしま鈴木 |
イラスト | ヤッペン(@yatt83) |
出版社 | HJノベルズ |
普通のサラリーマン「北瀬一廣」は、いつも「ファンタジー世界で冒険をしている」という不思議な夢を見ている。
ある時、夢の中で出会ったエルフ「マリー」とともにドラゴンのブレスに焼かれてしまう。
いつもどおり夢から覚めたと思ったら、となりには夢の中で過ごしていたマリーが眠っていた。
夢で出会ったエルフと、日本でスローライフを過ごし夢では異世界で冒険をしていく、日常×ファンタジー作品です。
この作品は、ファンタジー要素と日常要素のバランスがよく取れているのが面白いところです。
異世界に行けばバトルもありのファンタジーパート、現実世界にもどれば癒やされる日常パートと別れていて、どちらの要素もしっかり楽しむことができます。
とくに日常パートでは、異世界からやってきたかわいいキャラたちが、日本の食べ物や文化を満喫している描写に読者も癒やされます。
基本シリアスになるということはないので、ファンタジーが好きで癒やしを求めている人は楽しめるラノベです。
寝ることが趣味の主人公が、夢の世界で異世界と繋がったことで、現代にエルフを呼び込み、現代と異世界と両方楽しんでいます。
異世界に驚く主人公と現代に驚くエルフとの対比が笑えます。
ほのぼの癒し系の物語を楽しみたい方にオススメです。
引用元:Amazon
日常系のゆるぽあな物語だと思います。まったりしてて面白かったです。
基本的に読みやすかったですが、砂漠での戦闘シーンは何が書いてあるのかよくわからなかったです。
二つの世界を行き来しているので短編の話なら気になりませんが、長編だと一旦リセットがかかるのでのめり込めない気がします。
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はたらく魔王さま!
原作 | 和ヶ原聡司(@wagahara211) |
イラスト | 029(@o2929) |
出版社 | 電撃文庫 |
異世界で世界征服を目論んでいた魔王サタン。勇者との決闘で敗れる寸前だったところ異世界へ逃亡を図る。
たどり着いた先は、日本の東京都渋谷区笹塚だった!
人間の姿になった魔王とその側近は、生活するために某有名ファストフード店でバイト生活の日々。一方、勇者も日本でテレアポスタッフとして日々を生きていた。
六畳一間の魔王城(仮)から始まる、日常ファンタジー。
ファンタジー作品なのにやっていることはバイト店員、勇者もあとで日本にやってきますがその勇者もテレアポで働いているという、愉快な日常ストーリーが面白いです。
また、異世界から色んなキャラクターが出てきますが、どのキャラも日本では庶民的な生活をしていて、異世界とのギャップもあり笑いながら見れる作品です。
日本での日常ストーリーだからといって、ファンタジー要素がないというわけではなく、しっかり後半に進むにつれてファンタジー要素も楽しむことができます。
ファンタジーのキャラクターが現実に現れたら・・・という逆異世界モノというべきでしょうか。
そういうキャラクター達が四苦八苦している所は大変おもしろいです。
引用元:Amazon
真面目にバイトする魔王と、その魔王をつけ狙い襲撃する勇者という、平和な社会では立場が入れ替わったような面白さで立ち上がり、魔王に恋しちゃう女子高生と、その魔王に付きまとうOLという面白さに移り変わり、そして最後に魔王と勇者の本領発揮という展開で締める、そういう展開の妙がある。
コメディタッチで物語を展開させながら、人助けする魔王とそれに対する勇者の葛藤という要素もくわえつつ、ベタな展開で収束させていると思う。
引用元:Amazon
アウトブレイク・カンパニー
原作 | 榊一郎(@ichiro_sakaki) |
イラスト | ゆーげん(@Yuugen_99) |
出版社 | 講談社ラノベ文庫 |
優雅に自宅警備員をしていた「加納慎一」。ある時、自衛隊から強制的にとある場所へ連行される。
そこは、魔法ありドラゴンありのファンタジー世界。
そこで加納慎一に課せられた任務は、異世界にオタク文化を広めること!?
金髪ハーフエルフや美少女ロリ皇帝を筆頭に、さまざまな美少女たちと親交を深めオタク文化を広めていく。
萌え要素盛りだくさんのコメディファンタジー作品です。
異世界でオタク文化を広めるという作品なのもあり、オタク要素満載のコメディ作品。
とくに本作品が講談社ラノベ文庫の作品ということもあり、講談社関連のパロディネタが多く使われています。
アニメや漫画が好きなら、ついニヤニヤしてしまうようなパロディもあるかもしれませんよ。
そして、かわいいヒロインが多いのもこの作品の魅力です。
- 金髪エルフでメイド
- 幼女で帝国の皇帝
- ケモミミ褐色美少女
- etc…
と属性モリモリでかわいいヒロインがたくさんいます。
かわいいヒロイン目当てでこの作品を読んでもいいぐらいです。
なんていうのかな、安定した面白さというか、設定とキャラクターが魅力的というか、
とにかく完成度の高いラノベだと感じました。
引用元:Amazon
まさに王道って感じでした。ただ、おたくな主人公が異世界におたく文化を広めに行く。題材としては面白いしより身近に感じて面白いかもしれません。ただ王道がすぎるしヒロインのお姫様やそのお付きの人が主人公にやたら好印象を持っていて、異文化との交流に際しての敵対されるということがないので、シリアス成分は少なめです。ゆるーく王道を楽しみたい人にはぴったりですね。
引用元:Amazon
まとめ:ファンタジーは幅広くどれも面白いです
ファンタジーといっても幅広く、王道からダークファンタジー、笑えたり癒やされる系など色々紹介しました。
どれも、実際に筆者が読んでみておすすめできる作品です。
気になる作品があればぜひ読んでみてください。
また、下記の記事では筆者が実際に読んで面白いと思った作品を、ジャンルを問わず厳選しています。
ラノベ好きには必見の記事です。